④【クンツァイトやアメシスト】は【陽に当てると褪める】って本当ですか?

Answer

全ての石ではないですが本当です。

濃い色の石では褪める事はそんなにありませんが色にムラがあったり淡い色のものは褪めやすいです。

クンツァイトやアメシストの中には、日の光に長い時間さらされ続けるとその色が無くなってしまうものがあります。

時間といってもそれは年単位という時間で、その石が置いてある場所と、光にさらされている時間の積算によって退色の程度は大きく異なります

また明るめの石にそのような現象が多く見られます。

それらの宝石の退色の原因は、光の中の[紫外線UltraViolet]です。

特定の波長を持つこの光は、人の肌の細胞を刺激して黒色メラニン(ユーメラニン)を生成し、黒い染みを作る事でも知られています。

その紫外線が宝石の中に入ると、結晶の構造によってはそのエネルギーが結晶の色を形成している構造を破壊してしまう事があります

その結果、宝石の色は消失してしまいます。

これは例えれば、衣服を一季節のあいだ陽にさらしておくと、染料が分解され色が褪めてしまう事にも似ています。

無機質の宝石と有機質の染料とはその性質は同じではありませんが、無機質の宝石の中にも紫外線によって退色してしまうものがあります。

その性質の有無は他の石にもあって、宝石として認められる“不変”という要件の一つにもなっています。

簡単に色褪めしてしまうものは、宝石としては認められません。

豆知識

クンツァイトとアメシストの他にも、日の光によって退色する性質を持つものが知られています。

一例を上げると、スモーキー・クォーツは長いあいだ陽にされされると色がなくなってしまいます。

次に挙げる宝石の中にも、その色を失ったり変色してしまうものがあります。

アクアマリン、アパタイト、イエロー・サファイア、イエロー・クォーツ、ジルコン、スキャポライト、ダンブライト、トパーズトルマリン、フルオライト、ヘミモルファイト、ユークレース、ローズ・クォーツにはそのような性質が備わっています。

これらの中の特定のものが褪めやすいのですが、人工的に着色して作られたアゲートカルセドニーの中にも退色するものがあります

有機質の宝石では、サンゴカラー・パールはその傾向が強いことで知られています。

スギライト、ロードナイト、シンナバー、そして一部のロードクロサイトは反対に黒くなってしまう事があります。

宝石は使わない時は窓際や鏡台の上に置きっ放しにせずに必ず暗い箱の中にしまうことをお勧めします。

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