【オパールは遊色効果】を持ち【ブラック・ホワイト・ボルダー・ファイアー・ウォーター】の5種類あり

①オパールとは

遊色効果(プレー・オブ・カラー)を持つ宝石です。

遊色効果とは、斑(ふ)と呼ばれる様々な色調の光が石の表面に現れるオパール特有の効果のことで、石表面の反射光と内部からの反射光が重なって現れる光の干渉から生まれます。

見る角度によって赤色、緑色、青色などの色をした斑が現れます。

②産地

★オーストラリア産

• ブラックオパール・・・ボディカラー(地色)が濃青色、暗緑色、灰色、黒色。

• ホワイトオパール・・・ボディカラーが乳白色。オーストラリアオパールとも呼ばれます。

• ボルダーオパール・・・褐鉄鉱(母岩)が底部についたオパール。

★メキシコ産

• ファイアーオパール・・・ボディカラーがオレンジ色、赤色。

• ウォーターオパール・・・ボディカラーが無色。

オパールの主要産出国はオーストラリアとメキシコです。

③オパールの品質

斑の出方が評価のポイントとなります。

赤色、緑色、オレンジ色、青色などの斑を示すオパールが高く評価され、特に赤色と緑色の斑が同時に現れるブラックオパールやファイアーオパールは非常に高価です。

④硬度

オパールは、非晶質といってガラスと同じような構造をもっています。

衝撃に非常に弱いので、取り扱いには注意が必要です。

他の宝石と一緒にすることは避けましょう。

モース硬度は5.5～6.5です。

⑤オパールとファッション

オパールは真珠、ひすい、アメシストなどと共に特に日本人が好む宝石で、リングのほかに日本的な帯留めなどの小物にも使われます。

比較的透明度の高いメキシコオパールは夕～夜に、遊色効果が少し弱いブラックオパールは昼間に向くと言われています。

⑥オパールジュエリーの手入れ方法と保管方法

手入れ方法

水をためた洗面器などの中で歯ブラシを使い汚れを落とした後、よく水ですすぎ洗いをして水気を取ります。

保管上の注意

オパールには6～12％の水分が含まれています。

そのため熱や乾燥に弱く、ショーケースのスポットライトの下や、高温の場所に置きっ放しにすると乾燥して割れることがあります。