【宝石】とは【美しさ・耐久性・希少性】を備えた無機物と有機物です

季節ごとに咲く花々、色鮮やかな小鳥の羽根。

私達の周りには、自然の恵みにより与えられた美しさが満ち溢れていますが、多くの場合これらの美しさは短く、儚いものです。

しかし、その中でも美しさを保ち続けるものもあります。

それが『宝石』です。

多くの宝石は、「鉱物」と呼ばれる生命活動を持たない無機物で、次のような条件を備えたものを言います。

また、真珠、珊瑚、琥珀などのように、生命の営みでつくられた有機物でも宝石の条件を備えているものは、宝石と認められます。

「宝石」としての条件

★美しさ

最も基本的なことは「美しい」ことです。

美しくなければ宝石ではありません。

ダイヤモンドの美しさは「限りない透明感」、「光の煌き」であり、ルビー、エメラルドなどのカラーストーンと呼ばれるものには、「色の美しさ」が求められます。

★耐久性

条件の2つ目は「耐久性」です。

見た目がいくら美しくても、すぐに変色したり、変形しては困ります。

美しさを永く保てることが必要です。

宝石には「耐衝撃性」、「耐薬品性」、「耐熱性」、「耐光性」などが求められます。

★希少性

優れた宝石はなぜ高いのでしょうか。

たとえばダイヤモンドは非常に限られた地域でしか採れない上、採掘されたダイヤモンドのうち宝飾用となるものはさらに限られ、まさしく選ばれたダイヤモンドだけが指や胸元に輝くわけです。

また、ルビー、エメラルドなどにしても産出量は極めて少なく、良質品となるとその希少性は驚くほどです。