Answer
光の中の紫外線に反応して青く光るのですが、それはアンバーの中の特殊な成分が原因しています。
ドミニカン・アンバーは現地で琥珀化した場所から発見されています。
宝石の市場で見られるアンバーには代表的な2つの産地のものがあります。
一つは『バルチック・アンバー(バルト海の琥珀)』と呼ばれるもので、もう一方は『ドミニカン・アンバー(カリブの琥珀)』と呼ばれています。
ブルー・アンバーは後者の方で、南米のドミニカ共和国から産出するものです。
アンバーは、古代の木から染み出した樹液中の樹脂成分が時間の経過に伴い固まったものですが、古代から良質の宝石として知られていたのがバルチック・アンバーです。
対してドミニカン・アンバーの方は歴史の上ではほとんど知られていませんでした。
それが世界中にその名を知らしめる事となったのは、大量の虫入りアンバーとブルー・アンバーの産出でした。
そのアンバーの特殊なブルーは、樹脂を構成する成分によるものです。
紫外線に反応してブルーの光(蛍光といいます)を発しているのですが、その色は黒いものを背景にして観察するとより鮮明に見えます。
バルチックのアンバーもブラック・ライトと呼ばれる特定の波長の紫外線ランプで照射すると、弱いながらもブルーに光ります。
しかし太陽光の中の広い範囲の紫外線に対してはブルー・アンバーの様に光りません。
この太陽光で青く発光するという特殊性が、ドミニカ産のアンバーに“ブルー”の名前を付けました。
豆知識
バルチックのアンバーを作ったのは、針葉樹であるナンヨウスギ科の植物の樹脂です。
対してドミニカのアンバーを形成したのは、それとは異なるマメ科の植物の樹脂と、その他にも複数のものがある様です。
奇妙な事にブルー・アンバーの中には昆虫の化石がほとんど見られません。
同じドミニカのものでも、通常の黄色いアンバーには大量の昆虫化石が入っています。
しかしブルーのアンバーでは、稀に虫が入っていても破片であったり、かなり損傷を受けた状態になっています。
取り込まれている植物も同じで、ごく稀に形を留めた葉や花が見られる程度です。
ブルーのアンバーを形成した樹液はかなり腐食性が強かった様で、そこから固まった樹脂に閉じ込められた昆虫や葉はかなり速い速度で分解が進んだものと考えられています。
時にブルー・アンバーの中に、うっすらとグリーンがかって見えるものがあります。
グリーンといっても、現在の琥珀の市場に見られる鮮明なグリーンのものとは違います。
通常見られるグリーンのアンバーは伝統技法以上に強く加圧して創作されたもので、内部に発生している微細な粒子による反射でグリーンに見えています。
天然のグリーン・アンバーとは希少性が根本から違います。
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