喜劇王【志村けん】さんを忘れない
プロローグ
2020年3月29日、日本を代表する、否、世界を代表する喜劇王志村けんさんが享年70歳でこの世を去りました。
皆さんは志村けんさんをご存知でしょうか。
ドリフターズの一員で、白塗りのバカ殿様をしていた人です。
私の年代(1979年生まれ)より少し上の方はこの志村けんさんにずっと、たくさんの笑いをもらい、笑顔にさせてもらったことと思います。
今回はそんな大好きな志村けんさんのことを書きたいと思います。
皆さんもこの記事を読んで、あんなシーンやこんなシーンを思い出して笑ってもらえると嬉しいです。
想い出
8時だヨ！全員集合・ドリフ大爆笑
土曜日の午後8時、この時間が楽しみで仕方なかった。
『8時だヨ！全員集合』、『ドリフ大爆笑』、舞台上で5人(いかりや長介、加藤茶、仲本工事、高木ブー、志村けん)が繰り広げるドタバタ劇！
その中でも一際大きい笑いをいつもとっていたのが志村けんさんだった。
エンディングの「さよならするのはつらいけど」が流れると本当に悲しかったのを覚えている。
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ
ドリフ大爆笑の後の『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』、探偵の二人の部屋でのやり取りがこれまた最高に面白かった。
ボスからの「ワタシダ」の太い声の電話に始まり、ハロウィンを模したスイカ頭や口裂け女、など幼少期の私にはとても怖かった
ことなど、ずっと覚えている。
また、二人の大人気だった“ヒゲダンス”は私も大好きで、リズムの良い音楽にのせてパントマイムのように声を出さず、表情とジェスチャーだけで感情を表現し、投げた果物を剣に刺したりと小さなショーを観ているようだった。
二人の衣装も黒いタキシードにちょび髭でかっこよかった。
私はこのヒゲダンスが大好きで、今でもBGMは口ずさめるし小学校の出し物を決める時には手を挙げて発表したほどだ。
志村けんのだいじょうぶだぁ・志村けんのバカ殿様
それから『志村けんのだいじょうぶだぁ』、『志村けんのバカ殿様』、と中学、高校と大人になってからもずっとずっとテレビで観ていた。
ゴールデンタイムの時は家族のご飯の時に観るのが定番だった。
《変なおじさん》や《ひとみばぁさん》など、家族みんなで大爆笑だった。
「何だ、チミ(君)は？」は学校でも言っていたし、志村けんさんの代表的なギャグ[アイーン]は、社会人になり一発芸をする時に社長の前でやったこともある。
バカ殿様では、お色気シーンで女性の胸があらわになる時があり幼少期の私は妙にドキドキしていたことも懐かしい。
喪失感
そんな志村けんさんが亡くなりました。
今まで色んな著名人が亡くなってもそこまで何も感じませんでした。
ところが志村けんさんだけは身内でもないのに喪失感がとても大きいです。
亡くなるという心の準備が出来ていなかったこともあると思います。
ですがそれ以上に、私の人生の中で、こんなにも私の視界に入り続けた人は居なかったからだと思います。
先日、実家に帰った時、志村けんの話をしました。
兄もやはり衝撃だったようです。
最後に
志村けんさんへ
小さい時からずっとずっとたくさん笑わせてもらいました。
本当に楽しい時間をありがとうございます。
志村けんさんと同じ時代に生きられた私たちは本当に幸せ者です。
これからは雷様になってズッコケながら大好きなお酒とタバコと女性？笑を思う存分楽しまれてくださいね。
さよならするのはつらいけど♪
