昨日12/13(金)(0時をまわったので正確には一昨日ですが)、通っていたクリニックの先生と話しをし、定期診療をしばらくやめ、様子を見ることになりました。
私は小さい頃からアトピー性皮膚炎であり、夏は汗で、冬は乾燥で、肘や膝の裏をはじめ全身、炎症をおこしていました。
そんな私に父と母は、献身的にずっと寄り添ってくれています。
インターネットや新聞など色んなメディアからイイと思える情報を集めて、幼少期には毎日のお風呂あがりに全身にヨモギエキスをぬってくれたりしました。
衣料もポリエステル素材ではなく綿100%のものにしてくれたり・・・挙げれば本当にキリがありません。
今でも両親への感謝の気持ちでいっぱいです。
両親のおかげでいつしかアトピーは治まり、一年を通して炎症も全くなくなりました。
それからはたまにひどくなったりしたこともありましたが一時的なことで半年くらいで症状はなくなっていました。
ところがここ6年ほど前から少しずつまた炎症が表れはじめました。
アトピーの原因は、本当に様々言われています。
ストレス、ハウスダスト、、、
でもはっきりとした原因は未だにわかっていません。
アトピーの辛さは、本当になった人しかわからないと思います。
特段、アトピーになったからといって激痛があるわけではありません。
しかし、一度、痒くなるとずっと痒くて痒くてかかずにはいられなくなります。
私もひどい時は仕事から帰ってきてから30分~1時間は毎日かきむしっていました。
その30分から1時間が晩御飯の食べる時間、お風呂の時間が遅くなり、睡眠時間を短くし、生活の悪循環を引き起こしていました。
仕事中もどうしても我慢できない時はトイレに行ってかいていました。
また、皮膚の薄い耳などからはただれて体液が出てしまい、朝起きると布団やシーツがカピカピになっていることもありました。
病院も口コミの良い皮膚科に行き、次はテレビで治らないと言われていた方が東洋医学で治ったという番組を見たこともあり漢方を処方してくれる病院にも行きました。
どちらもその病院に行きはじめて、いただいた薬を処方し始めた時は症状もよくなったのですがしばらくすると身体が慣れてしまうのか炎症が出始めてしまいました。
そして今のクリニックに行きました。
血液検査をし、その結果を教えて頂きました。
すると痒み成分?(専門用語はわかりませんので)が人の5倍の数値でした。
そのクリニックが今までの病院と違ったところは、まず先生がよくこちらの話(悩みや思い)を聞いて下さったこと、そして薬のぬり方を口頭だけではなく実際にこちらの身体に例としてこんな感じでね、とぬって下さったことです。
それと日時はこちらに任せて下さいましたが次は来週、来月のいつにしますか、と次回の予定を決めて下さったことです。
決めて下さることにより悪化したとしても〇日には確実に相談できる場所・人が居る、という安心に繋がり、ストレスや不安などの軽減になったのではないかと思います。
約7カ月間通い、症状はなくなりました。
私自身、なぜ症状が良くなったのですか、と聞かれても正直わかりません。
ただ、少しでも睡眠時間を人並みにとれるように意識して、食生活のバランスを意識し、ストレスを溜めないようにしました。
あと、かきだすととまらなくなってしまうので最初を出来るだけ我慢するようにしました。
それとやはり信頼できる相談できる先生がいるという安心感が大きかったのではないかと思います。
昨日、先生が最後に「お待ちしていませんので」と笑いながら言って下さいました。
患者にとっては何て嬉しい言葉でしょうか。
なんだかとても嬉しかったです。
この記事を読まれてる、アトピーで悩んでるご本人や親御様が居られましたら、具体的な炎症の解消方法ではなく申し訳ないです。
ご本人様へ、辛さは本当にわかります。
でも、絶対にあきらめずに無理をしない程度にどんどん新しいことを試してみて下さい。
お身内様へ、私がアトピーがひどい時に心の支えになったことが2つあります。
一つは、衣料や食生活のバランスを常に考え、自分では届かない背中や自分では薄くしかぬらないところをしっかりとぬってくれた妻の存在です。
感謝しかありません。
もう一つは両親が言ってくれた「アトピーなんかに負けない強い子になってほしい。」という言葉です。
くじけそうになった時、一瞬だけでも「アトピーなんかに負けるか。」と気持ちを強く持てました。
薬をぬってくれることももちろん嬉しいことですが、目に見えない言葉も本当に支えになります。
是非、あたたかい言葉をかけてあげてほしいです。
何の知識もない私ですが、アトピーで辛い思いをしている人の少しでも力になれればと思い書きました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後にお世話になった先生の著書をご紹介します。
この著書を読まれた方の口コミです。
色々と考えさせられる部分が多かった本です。
アトピー患者であり、アトピーの子供の父親でもあり、私自身医療の現場で患者さんを見ている立場として、非常に勉強になりました。
頭では身体と心は別々ではないと分かっているが再認識させられ、もう一度読んでさらに理解し、実践していこうと思います。
できるならまた受診もしてみたいと思います。
ありがとうございました。
アトピー対策、いろいろとやって来ましたが、なかなか決め手となるものがない中で、本書の内容は大変参考になります。