Answer
基本的にルチルの色は、黄色、赤色、黒色の3種類です。
以前、ルチル入りの水晶は今ほど大量に宝石のマーケットには見られませんでした。
それがここ数年はかつてないほどの数の商品が見られる様になっています。
この宝石は中国でブレイクしたもので、宝石のバイヤーがブラジルから大量の原石を中国の加工市場へもたらしました。
宋代から清代にかけての中国では、黄色は「皇帝の色」として最高位のものとされていました。
その価値観の記憶で、中に金色のルチルが入っている水晶の結晶は縁起物としては最適のものとして人気がありました。
またこれには風水の思想も大きく影響しています。
水晶中にルチルは線状を呈して含まれ、それを『ルチルレイテッド・クォーツ』と呼んでいます。
ルチルは毛ほどに細いものがあり、ヨーロッパではそれを『ヴィーナス・ヘア Venus hair』と呼んで珍重します。
中国では針状に見えるものが好まれる様で、特に太い結晶が入ったものを『タイチン(鈦針)ルチル・クォーツ』と呼ぶ様です。
日本でのルチルの鉱物名は『金紅石きんこうせき』です。
結晶が金色と赤い色を呈する事が多い事から名付けられていますが、もっとも普通に見られるものは鋼黒色の結晶です。
しかしそれらのルチルが水晶など他の結晶の中に入ってしまうと、水晶との屈折率の違いや境界部の状態によって本来の色と異なって見える事があります。
銀色や白色にも見え、それがルチルの色が多くあると思われる原因になっています。
加えてルチルの知名度が高くなっている事も手伝って、アクチノライトを意図的にグリーン・ルチル、トルマリンをブラック・ルチルなどという曖昧な名前で呼んでいる事も珍しくありません。
豆知識
誤った認識が生まれた原因は、インクルージョンの名前がイメージだけで勝手に付けられているからです。
マーケットで使われている宝石の名称には大きく2通りのものがあります。
1つは国際的に承認された鉱物名称で、流通上ではこちらの名称を基本的に使います。
もう1つは愛称名です。
愛称名とは[pet name ペット ネーム]や[nickname ニックネーム]の事ですが、その中には[localname ローカルネーム(地方名)]も含まれ、宝石の産地や地方で使われている正式な鉱物名称以外のものです。
宝石の鑑別では、それらを[別名 alias エリアス]として正式な鉱物名称と併記して記載する事もあります。
しかしこの際にも[偽称名 false name フォールス ネーム]を記載する事はありません。
ルチルが入った水晶の場合では、プラチナ・ルチル・クォーツやシルバー・ルチル・クォーツというのがフォールス・ネームに当たります。
ルチルはプラチナ(白金)やシルバー(銀)と異なる鉱物だからです。
ゴールド・ルチルも同様です。
また異なる鉱物をルチルと呼んで鑑別書の上に記載するという事もありません。
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