Answer
高価なものは最上質で透明感が高く、色ムラがなく美しいブルーの色をしている一握りです。
全てが高価というわけではありません。
『ジェム・シリカ Gem silica』という名前は、クリソコーラ Chrysocolla の特殊なタイプの石に対して形容的に付けられた通称名です。
古代イスラエル王国のソロモン王が統治していた銅の鉱山からは特別に美しい石が産出され、良質の石ではトルコ石に似ていて産出当初はトルコ石と区別できなかった様です。
しかしこの石は加工の際に水や研磨剤を吸い込んでしまい加工する事が困難なところから、トルコ石になりきれなかった石と考えられて、発見が古い割には宝石として利用された数はかなり少ないものでした。
そこに福音をもたらしたのが合成樹脂の登場です。
それをしみこませて性質を安定させる処理を「スタビライズ stabilize」といいますが、吸水性の大きなトルコ石を安定に加工する為に考えられた技法です。
この処理法はすぐさまクリソコーラにも応用され、以来処理されたクリソコーラが宝石の市場に多く現れてきます。
“クリソコーラは樹脂処理石が定番”となっていたところに現れたのが、アリゾナ州から発見されたカルセドニー成分が染み込んだ硬質の変種でした。
まったく処理の必要がない石で、そこで生まれたのがジェム・シリカという名前でした。
あまりの感激だったのか、染み込んだカルセドニーの成分である“シリカ”の方が強調され、本体のクリソコーラの名前が忘れられてしまいました。
豆知識
この宝石を正しく読んだ宝石名があります。
『キーストネイト Keystoneite』がそれですが、ジェム・シリカは通称名なので、本来はこの名前で呼ぶべきです。
しかしその名前には知名度がありませんので、鑑別の現場では、染み込んでいるカルセドニーの成分を明記して『クリソコーラ・クォーツ Chrysocolla quartz』と呼んでいます。
その品質には様々なものがありますので、この名前を使う場合には、透明度が特別に良く色のムラが少ない場合に限定しています。
石の地に透明感がない場合は『クリソコーラ・カルセドニー Chrysocolla chalcedony』、縞模様が混ざる場合には『クリソコーラ・アゲート Chrysocolla agate』と呼び分ける事もあります。
それらの石は、吸水性のある通常の原石がkg単位で取引されるのに対し、特別にct単位で取引されています。
良いものを選ぶにはその品質にこだわる必要があります。
ブルー1色、時にグリーンの石もありますが、その場合もできるだけ他の色が混在していないものが良いです。
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