はじめに
今回、妻との温泉旅行は下呂温泉依頼の2年振りの旅行でした。
当初は鹿児島県の指宿(いぶすき)温泉の砂蒸し風呂に入りたかったのでそちらで計画したのですが、日程が一泊二日だったので近場でゆったり、ゆっくりできる城崎温泉にしました。
それでは旅のはじまり、はじまり~!
特急こうのとり
僕は「乗り鉄」や「撮り鉄」と言われる、いわゆる鉄道マニアでは全くないのですが、各地方を走る名前の付いている特急列車には乗ってみたいと思っていました。
なので、2年前の下呂温泉の時も『ワイドビューひだ』に乗りました。
今回は『こうのとり』という何とも幸せを運んでくれそうな名前もあってこの特急列車で行こうと決めていました。
乗った後の楽しみは・・・列車旅ならではの“駅弁”です!
『JR西日本限定の麦わらびいる』は美味しすぎっ😁
正に「ゴクゴク プハーッな ひと時」でした!
見事な重箱!?
駅弁、美味し😋
玄武洞
城崎温泉駅の少し手前の「豊岡駅」で途中下車。
ここからは路線バスと渡し船で玄武洞へ行きます。
路線バスの車内、都会では見かけないこんなサービスがあるんですね!?
※玄武洞…自然が創った大彫刻
今から160万年前の火山活動で噴出した溶岩が冷えて固まるとき、六角形の柱状に規則正しく割れ目が入り、長い歳月をかけ波の浸食により地表に現れた大彫刻。
5つの奇岩洞は、天を守る中国の四神獣にちなみ「玄武」「青龍」「白虎」「南朱雀」「北朱雀」それぞれに名前がつけられました。
その希少性から国の天然記念物に指定され、近年山陰海岸ジオパークの認定を受けたことで、山陰海岸国立公園を代表する貴重な自然遺産としてさらに注目されています。
玄武洞ももちろん良かったのですが、行くまでの原風景のようなバス停や懐かしい生き物との出会い、そして旅先ならではの人との交流がとても楽しかったです。
この原風景のようなバス停がとても好きです!
渡し船乗り場を探そうとしていると、1人の男性が居り、その方も渡し船を探していたようで、グーグルマップだとこっちですね、と教えて下さいました。
その人についてバス停から豊岡駅方面へ約5メートル戻ると(電車の玄武洞駅から下りてきたところに)立て看板が出ていました。
その方が電話もして下さっていたのですが繋がらない様子だったので僕もかけてみました。
すると、すぐに繋がったのでその方も含め3人が乗り場で待っている旨を伝えました。
予約はしていなかったのですが、13:00のお客様が居るので一緒に乗って下さい、と言われました。
待っている間、その方と話していると福井県から一人旅をしている、とのことでした。
懐かしい生き物に出会いました。 カタツムリです🐌 昔は雨上がりの紫陽花の葉の上によくいたものです。 みんな、どこに行ってしまったのだろう。。。
渡し船を待って小さな渡し船を上から見ていると、まるで巌流島の決闘で宮本武蔵を待つ佐々木小次郎のような気分になりました。 また、いざ船に乗ると今度は決闘に向かう宮本武蔵の気持ちになりました。 ん~、単純ですね😄
玄武洞に到着。 ここでは当たり前なのかもしれないけれど、随分久しぶりな体験をしました。 それは観光客同士、お互いに記念写真を撮り合うという他愛もない事でした。 でもその何気ないやり取りがとても新鮮で心地よかったことは間違いありません。
またまた懐かしい生き物が! こちらもめっきり見なくなったニホントカゲの子供です。 独特のメタリックなブルーの尻尾が特徴です! 僕が小さい頃は石垣や庭によくいたのですが。。。 こんなふとした瞬間に童心に帰れるのも旅行の楽しみの一つ。 姿を見せてくれてありがとう😃
玄武洞から臨む円山川。
ここからはローカル線で一駅、城崎温泉へ向かいます。
ここで事件が起きました! 妻と長閑(のどか)だね、と話していると反対車線に電車が入ってきたので、車線あってるよね、と二人で確認していました。 方向、看板、今までの経験値から二人ともこちらで間違いない、と思って待っていました。 出発の時刻になり車両が見えて方向はあってる、、、 が、何と反対のホームに入ってきたのです! それが分かるや否や二人ともダッシュです! 僕はスーツケースを抱えながら必死のパッチです! しかも扉はボタンを押すタイプで何度押してもうんともすんとも言いません。 すると車掌さんが「扉が開くのは一両目だけです」とのこと。 慌てて二人で移動して飛び乗りました。 本当に何が起こるかわかりません。 きっとローカル線ならではのことだと思いますが良い経験、想い出になりました。
城崎温泉 西村屋ホテル招月庭
無事に(?)城崎温泉駅へ到着♪
先にチェックインをします。
入り口を入ると・・・
部屋へ向かいます。
二人にはあまりにも広いお部屋。
和室が落ち着きます。
畳の上で思い切り、うぅ~っん、と伸びをしました!
大きな窓から見える豊かな緑に癒されます。
荷物を置いて一休みしたので、温泉街に行きました。
これぞ城崎温泉の街並みを象徴する柳通り。 ご夫婦や浴衣を着たカップル、2人組の女性たち、みんな楽しそうに話したり、色んな物を頬張ったり、笑顔がそこかしこに溢れていました。
ふと立ち寄ったお店で妻が帽子を買ってくれました。
妻はセンスが良いのでいつも選んでもらっています。
旅行の良いお土産ができました。
僕自身、とても気に入っています🤠
そしていよいよ夕食です。
部屋食はわかっていたのですが(と言っても部屋食なんてもちろん人生で初でした)何が出てくるのかは知りませんでした。
お部屋係の方が準備をして下さいました。
それがこちらです。
こちらは人生初のアワビのしゃぶしゃぶです。 この後も本当に美味しいお料理がたくさん出てきました。 全部の写真を撮ろうと思っていたのですが、食べだすと美味しすぎて本当に忘れてしまいました。 お献立と「厨房たより」を頂いたのでそちらを載せておきます。
また、お宿からオリジナルの冷酒を頂きました。 僕はグルメではないし基本、何でもおいしいと感じる方なのですが、今回の夕食は、本当に心底、美味しいと思えました。
夜が明け、二日目も快晴です。
朝食はバイキングです♪
ちなみにこちらは和食のパターンで食べ終えた後、洋食パターンでもう一度、バイキングを楽しみました。
コウノトリの郷
二日目は「兵庫県コウノトリの郷公園」に行きました。
色といい、この2両のワンマン列車のレトロな感じがたまりません。
豊岡駅まで戻ります。
そして、その豊岡駅は、、、暑かった。。。
現地到着です。
まず、公園に入ってすぐの「コウノトリ文化館」ですが、生き物好きにはたまらない建物だと思います。
様々な昆虫の標本や、魚の展示、そして何より膨大な種類のはく製が展示されています。
屋外には見事な田園風景が広がっています。
ラッキーにもたまにテレビのニュース等で見ることのある「人工巣塔」に二羽がとどまっているところを撮影できました。
帰路につくと、ここ豊岡ならではの何とも味のあるバスに出会いました🚌
豊岡鞄(とよおかかばん)は、兵庫県豊岡発の純日本製鞄ブランドです。豊岡は知る人ぞ知る、鞄産業の聖地なんですよ!
その歴史は非常に古く、なんと奈良時代にまで遡ると言われています。奈良時代というと、ほとんど神話の時代です!当時、この地で盛んに行われていたという柳細工で造られたカゴが、豊岡鞄のルーツなのだとか。
この柳細工を起源とし、そこから江戸時代、大正時代…、と伝統を受け継ぎ、現在に至っています。新素材やミシンなどの革命的な機材の導入により、豊岡は本格的に鞄を製造する、鞄生産地のメッカとなっていったのです。
特急はまかぜ
豊岡駅からは『特急はまかぜ』に乗りました。
最後に
今回、妻と久しぶりの一泊二日の旅行でしたが、本当に楽しかったです。
旅行の良いところ
- 妻が喜んでくれる
- 旅先で人との交流がある
- 大自然や動植物に癒される
皆さんも是非、行ってみてください!
旅行の価値は“priceless”