Answer
古い時代には20種類程度でしたが、今は世界中で美しい石が見つかって100種類以上はあると思われます。
皆様はミネラル・フェアや鉱物ショーに行かれた事はありますでしょうか。
100年前の人がその会場に紛れ込んだらきっと物凄く驚くと思います。
そこに並んでいる商品を見るとわかりますが、鉱物を磨いたものだけでなく、岩石や化石なども装飾用に磨かれていて参加者の目を楽しませてくれます。
本来“これをもって宝石という”という定義があります。
しかしその内容はまだ宝石の種類が少なかった時代のものです。
宝石らしい石は100種を優に越えているだろうと思われる現在、宝石に最も必要なことは“美しい”ということに尽きます。
珍しいというだけでカットされて、お世辞にも美しいと言えないものも中にはあるからです。
ではその中で“宝石として使われているものはどのくらい?”という質問ですが、じつはこの問いにはまったく答えがないのです。
現在、地球上ではおよそ4700種の鉱物が発見されています。
それらの中で、カットできる大きさと内容を備えたものは3割程度だろうと考えられます。
それに加えて美しい岩石や化石までもがカットされて流通しているというのが現状です。
収集データがないままに宝石として磨かれている石の種類を推算してみると、2000種類程度になるのではないかと思われます。
豆知識
かつての宝飾の世界には【宝石の要件】というものがあり、それに則して定義が作られていました。
①美しさBeauty、②不変の耐久性Durability、③希少性Rarityという要件で、もう1つ携帯性Portabilityが補助要件として作られていました。
この宝石としての要件ができた頃は、宝石の種類がまだ今日のように豊富ではありませんでした。
それは【5台宝石(かつて、5大宝石とはダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、オパールを言いました)】と呼ばれているものが最も貴重であった時代でした。
ところが宝石が幅広い階層の人々に浸透する様になり、産地が探索されて新しい鉱山が開発され、宝石の数が増加、新たな宝石となる鉱物も発見されました。
それと平行して、様々な処理の技法が開発されてきました。
結果、宝石の要件を満たしていない原石でも、容易にそれを克服してしまうという現象を生みました。
しかし、“宝石の黎明期に作られた要件は今でも最も的確なものである”という事は忘れないで下さいね。
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