Answer
アメシスティン・クォーツとはアメシストの様な色をしたクォーツを総称して呼ぶ名称です。
『アメシスティン・クォーツ Amethystine quartz』という名称は、“アメシスト Amethyst に似ている(…ine)”という形容から付けられた名称です。
「アメシスト・クォーツ Amethyst quartz(紫石英)」という呼び名もあり、それとほぼ同義に使われていますが、正確にはアメシスト・クォーツが透明度に欠けるアメシストを指すのに対し、アメシスティン・クォーツの方は紫色を持つクォーツ全体を総称して呼ぶものです。
因みにクォーツという名前ですが、ドイツで低品位の水晶を“Quartz”と呼んでいたものを英語に転化させたものです。
そこから日本では、透明度の低い水晶を“石英”と呼ぶようになり、転じて塊状(結晶の形を見せない多結晶性のもので、マッシブ massive と言います)のクォーツを石英と呼ぶようになりました。
アメシスティン・クォーツとアメシストは、単なる品質上の違いの呼称という事になります。
紫色をしたクォーツ
- アメシスト…透明度の高い単結晶
- アメシスト・クォーツ…透明度のない単結晶
- アメシスティン・クォーツ…単結晶ではない紫色のクォーツ
豆知識
アメシストは透明な紫色の水晶の事ですが、その魅惑的な色は結晶中に微量に含まれている鉄イオンによるものです。
アメシストの色は、鉄イオンとそれが入る結晶構造中の位置の関係により、その色にムラやカラー・バンド(色帯)が生じてくるのが特徴です。
そういった欠点が少なく、濃い色で、しかも透明度が高いアメシストには高価な値段が付けられています。
その様に完全なアメシストは産出量がかなり少なく、多くの石は透明度にムラがあり亀裂等の欠点が目立ちます。
中には結晶が成長する際の周期が山型の模様となって見えるものがあります。
それを特別に『ファントム・アメシスト・クォーツ Phantom amethyst quartz』と呼びます。
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